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校正とは?意味と校閲との違い、校正記号(JIS)、仕事の流れとコツをやさしく解説
「校正」と「校閲」はよく似た言葉ですが、確かめる物が違います。この記事では、校正の意味を辞書の説明から確かめ、校閲との違い、校正記号を決めたJIS規格、初校から校了までの仕事の流れ、見落としを減らすコツ、PDFやWEBサイトをデジタルで校正する方法までをやさしく説明します。
この記事の目次
校正の意味、校閲との違い、仕事の流れを、はじめての人にも分かるようにまとめました。校正ツールおすすめ比較 › 誤字脱字チェッカー ›
01校正とは
校正とは、印刷物の仮刷り(校正刷り)と原稿を照らし合わせて、誤植や体裁のまちがいを正すことです。国語辞典では、次のように説明されています。
- 校正:印刷物の仮刷りと原稿を照合し、誤植や体裁の誤りを正すこと(デジタル大辞泉)
- 校閲:文書や原稿などの誤りや不備な点を調べ、検討し、訂正したり校正したりすること(デジタル大辞泉)
(2026年10月19日、コトバンク「校正」・「校閲」で確認)
今は、印刷物だけでなく、WEBサイト・動画・バナーなどの制作物でも、「公開や納品の前に、まちがいを見つけて直す作業」を広く「校正」と呼ぶことが多くなっています。
校正で見つけた直しを書き込んで伝える赤入れのやり方は、別の記事で説明しています。
02校正と校閲の違い
辞書の説明をもとに比べると、校正は「原稿と照らし合わせて、まちがいを正す」作業、校閲は「原稿そのもののまちがいや足りない所を調べて、検討する」作業です。
| 校正 | 校閲 | |
|---|---|---|
| 主に見る物 | 原稿どおりに作られているか | 原稿そのものが正しいか |
| 見つける物の例 | 誤植、文字の抜け、改行やレイアウトのまちがい、表記のゆれ | 事実のまちがい、数字や日付の誤り、固有名詞の誤り、話の食い違い |
| 確かめ方の例 | 原稿と校正刷りを並べて照らし合わせる | 資料・公式の情報・辞書で調べる |
実際の仕事では、1人が両方を行うことも多く、はっきり分けずに「校正」と呼ぶこともあります。大事なのは、「原稿どおりか」と「原稿が正しいか」の2つの見方を、どちらも落とさないことです。例を使ったくわしい説明は、校正と校閲の違いの記事をご覧ください。
03校正記号とJIS規格
紙の校正で使う記号(校正記号)は、日本産業規格(JIS)の「JIS Z 8208 印刷校正記号」で決められています。1965年に制定され、2026年10月時点で確認できた最新の版は、2007年(平成19年)の改正版です。この規格は、校正刷りを使って校正する時の記号と、電子原稿の出力見本に組版の指定をする時の記号を決めています。
JISの本文は、日本産業標準調査会(JISC)のサイトで、利用者登録をすると無料で閲覧できます(印刷やダウンロードはできません)。
(2026年10月19日、日本規格協会の JIS Z 8208:2007 プレビュー、JISC のよくある質問で確認)
関わる人が同じ記号を使うと、赤字の意味が正しく伝わります。社外の人とやり取りする時は、記号を使うか、ことばで書くかを先にそろえておくと安心です。
04校正の仕事の流れ
印刷物の校正は、次のような流れで進むのが一般的です。何回目の校正かを「初校・再校・三校」と呼び、直しが無くなったら「校了」として印刷に進みます。
- 原稿を固める:文章・写真・数字を確かめ、原稿を決めます。誤字脱字は、この段階で文章チェックのツールを使って減らせます。
- 初校:最初の校正刷りを原稿と照らし合わせ、まちがいに赤字を入れて戻します。
- 再校・三校:直った校正刷りで、前の赤字が直っているか、新しいまちがいが無いかを確かめます。
- 校了:直しが無くなったら、印刷や公開に進めてよいと決めます。
WEBサイトや動画でも、流れは同じです。「直してほしい所を伝える」「直ったかを確かめる」をくり返し、最後に公開や納品を決めます。
05校正のやり方とコツ
- 突き合わせ:原稿と校正刷りを並べて、1文字ずつ照らし合わせます。
- 読み合わせ:1人が原稿を読み上げ、もう1人が校正刷りを目で追います。
- 見る所を決めて何回も読む:1回目は文字、2回目は数字と固有名詞、3回目はレイアウト、のように見る所を分けると、見落としが減ります。
- 数字と固有名詞は、元の資料で確かめる:価格・日付・電話番号・会社名は、まちがえた時の影響が大きい所です。
- 赤字は1か所に1つ、はっきり書く:何を何に直すかが分かるように書きます。
- 直ったかを、前の赤字と照らし合わせて確かめる:直した版では、前の赤字が入ったかと、ほかの所が変わっていないかを確かめます。
06デジタルでの校正
今は、PDF・画像・WEBサイト・動画の上に直接赤入れして、関わる人と共有する校正ツールも使われています。紙を回したり、スキャンして送ったりする手間がなくなり、何人もの赤字が1か所に集まります。
校正ツール「アカポン」では、PDFをPDFのまま開いて文字を選び、置き換え・削除・挿入の赤入れができます。直した版を上げて[Ver.01と比べる]を押すと、前の版の赤入れごとに直ったかを判定します(Standardプラン以上)。

くわしくは、PDFに赤入れして共有する方法、修正が直ったかを確かめる方法の記事をご覧ください。校正ツールの選び方は、校正ツールおすすめ比較にまとめています。
PDFの校正で使えるアカポンの機能は、PDFの校正の機能のページで紹介しています。
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07よくある質問
校正とは、何をすることですか?
印刷物の仮刷りと原稿を照らし合わせて、誤植や体裁のまちがいを正すことです。今はWEBサイトや動画などで、公開前にまちがいを見つけて直す作業も広く校正と呼びます。
校正と校閲は、何が違いますか?
辞書の説明をもとにすると、校正は「原稿と照らし合わせて、まちがいを正す」作業、校閲は「原稿そのもののまちがいや足りない所を調べて、検討する」作業です。
校正記号は、どこで決められていますか?
日本産業規格の「JIS Z 8208 印刷校正記号」で決められています。本文は、日本産業標準調査会(JISC)のサイトで、利用者登録をすると無料で閲覧できます。
初校・再校・校了とは何ですか?
初校は最初の校正、再校は2回目の校正です。直しが無くなり、印刷や公開に進めてよいと決めることを校了と呼びます。
校正を早く、正確にするコツはありますか?
見る所を決めて何回かに分けて読むこと、数字と固有名詞を元の資料で確かめること、直した版で前の赤字が入ったかを照らし合わせることです。
08まとめ
校正は「原稿どおりか」を、校閲は「原稿が正しいか」を確かめる作業です。紙の校正記号はJIS Z 8208で決められていて、初校・再校を重ねて校了に進みます。見る所を分けて読み、数字と固有名詞を確かめ、直った版で前の赤字を照らし合わせるのがコツです。PDFやWEBサイト・動画の校正は、データに直接赤入れできる校正ツールを使うと、関わる人とのやり取りがまとまります。
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